トヨタ2000GTとヤマハの密接な関係はしらないままかも・・・
ヤマハ発動機がトヨタ2000GTの製作に協力したことは周知の事実です。
実はトヨタとの共同をする前にヤマハ発動機は日産との共同で新車の開発を進めていました。
日産との共同開発が暗礁に乗り上げたために、ヤマハ発動機はトヨタに対してアプローチをかけたと言うことです。
もちろん、日産の技術を利用してトヨタの2000GTを作ったわけではありません。
そのようなことをすれば、ヤマハはどこからも信用されなくなります。
トヨタ側の開発に携わった設計者はわずか4名でした。
彼らは少数精鋭部隊として、何でもやったようです。
テストドライバーでさえも設計の手伝いをしていたことはいろいろなサイトの記事になっています。
昭和30年代のことでしたから、当然のことだったのでしょう。
現代においては工場の生産は分業化されており、一人が何でも知っている時代ではなくなりました。
トヨタ2000GTのような車はこれから登場することはないのかもしれません。
特に赤字計上の車です。
ヤマハ発動機はバイクを主力製品として製造してきましたが、2014年に自動車エンジン製造数を累計300万台に乗せました。
これからのヤマハは自動車製造へ力を入れていくのでしょう。
トヨタなどとの提携は続きますが、自社ブランドの自動車もいずれ登場するかもしれません。
日本における自動車産業は大きな市場です。
新しい技術を取り入れて、これからの車が作られるのです。
2000GTは幻の名車と言われていますが、その性能は現代でも十分通用します。
ヤマハの製造品質が高かったのでしょう。